わたしの少年期
小学生の頃からどもりがありました。
先輩たちにそのせいでいじめではありませんが、わざとからかわれたりしていましたね。
おもしろがって町中で呼び止めて、どもるわたしを楽しむのです。
「あっ、はい。」
「そ、そうです。」
などと言葉が重なってしまいますからそれが面白かったのでしょう。
やられてるこっちは常に神経びくびくさせていましたね。
その先輩たちは学校では怖い部類の人たちでしたから、何をされるのか不安でした。
小学校時代はわたしは同級生からずーっといじめられていたんですが、いま思い返すとそれが原因でどもりになっていたのかもしれないと思うことがあります。
毎日毎日、言葉で罵られるのが嫌で嫌でたまらなくて学校をサボったことも沢山ありました。
登校拒否児童ということにはなりませんでしたが、定期的に休んでいたことを覚えています。
そしてその後・・
あまりにもいじめがエスカレートしていくので、いらついたわたしは反撃したんですね。
いじめっ子が、何もしないと思っていたわたしが反撃したことに驚いたのを思い出します。
そういうことが繰り返されて、次第にいじめがなくなって、中学校にあがったあたりからどもりが緩和されたように思います。
自信がついたのでしょうか。
自信がついてどもりが直るという話しは聞いたことあがりませんでしたが、思い当たる理由と言えばその程度しかありません。
もう成人になっていますが、今ではすっかりとどもりは治っています。
ひとは変わるものなのですね。